heartbreaking.

中年の末路とその記録

いざセックスの直前になってまったく立たなくなるとかなり気まずくて、終わる (業者にナンパされた話の続き)

white_cake ドラクエでフレンドか…

white_cakeさんがちょっと気にしてくれているようなので、はい、業者にナンパされた話の続きです…

年末年始のバイト中に、定期的に店に出入りする業者の男性に、突然ナンパされました。

メールのやりとりで、お互いの休日が合わず、遠い先まで会えないことがわかった。そんな中で彼が、

「○○ちゃんの会社の、どこかでキスできない?」

…などと言う。人目を盗んでのキスか(もちろん舌を入れての)。それはかなり燃えるシチュエーションだけど、現実にはなかなか難しい(会社で遊んでいるわけではないのだから) 色んな人が出入りする社内の片隅で、バイトの女と、業者の男が、ベロチューして、最後には股座に指入れられて、声殺しながらバックから突かれて、最後にたまらず、あ… ああん!と声を出してしまう、そんな光景を想像すると、あまりにもヒドイので、断わった…(トイレか?) そんなのされてる女が、壇蜜とかだと、うおおー!と鼻血吹くなあ…

メールで朝起きたら「おはよう」
仕事に行く前は「行ってきます」
仕事が終われば「おつかれさま」
寝る前には「おやすみ」 
……そして仕事の不満や愚痴なども彼は聞いてくれたので、私もだんだん心を許すようになっていった。

そんなある日、お互いの寂しさが爆発したのか、とうとう会うことになってしまった。(※既婚者同士でW不倫である…)

約束した場所まで行くと、彼は社用の車で待っていた。車の中へ乗り込むと、彼はじっと私を見つめている……

「こうして近くで見ると、本当にかわいいね」
「え…… いや…(普通ですが…)」
「…キスしていい?」
「あ…… いいですよ」

(別に好きでもなんでもないけれど) 寂しいから、どうでもいい人とでもキスをしてしまう…

唇が重なり、彼の舌が遠慮なく潜り込んでくる。私の中で、彼の舌が忙しく動きまわるので(ちょっとムードが足りない…)、私は自分の唾液を飲むので精一杯で、集中できなかった…

キスが終わった後、彼が私の胸を弄り始めて、太い指先で乳首を押しつぶしたりするので、夫に放置され続けた体はもう我慢ならず、ジーンズをずり下ろして股を広げて誘っていた。触らなくても中がびしょびしょに濡れているのがわかった。「いいの…?」「いいよ、入れて…」(こんなのが壇… もうイイ)

彼の太い指が、中にずぶりと潜り込んできた。

何本かの指でずぶずぶと出し入れされるたびに、静かな車内に水音が響き渡り、頭がおかしくなってしまった。あああ、気持ちイイ…! と繰り返しながら腰をよじる私に対し、彼は運転席に座ったままで横から指を何本も挿し込んでくる。彼の指の動きに、あわせて腰は動いてしまい、もっと… 奥まで思いきり突いてほしい!という想いが押さえきれなくなったので「入れて」とお願いしてみた。「え… いいの?」「いいから、早く… ここじゃ無理だから、できる場所探して」「じゃあ場所変えよう」

彼はあてもなく車を発進した。で、どこへ向かうのかというと、私が、運転席の彼にまたがり腰を思いきりふれる・人目につかない場所……

でも笑えるんだけど、車で心置きなくセックスが出来る場所って、意外と無い…… ぐるぐる周り続けて結局いい場所が見つからなくて、中途半端だがこの辺にして、また後日ってことになった。

その後のメールやりとりの中で、重大な問題が起こった…

そうです、彼はお金がない人だったのですorz (何人もいる子供の養育費にほとんどの稼ぎが吸い尽くされている様子…) そ、そんなんで「ご飯食べに行かない?」とか声かけてくるなヨ…

「お金出してくれる?」という内容のメールが届いた瞬間、スッて冷めた… まあ、食事代を割り勘とか、全然オッケイですけど、彼の場合、

「ラブホ代を出してくれない?」というわけです…

金はなくとも、ラブホ代くらいは俺が出すよ!と言う男でなければ駄目だと思うので(そこは女は譲ってはならない大事な部分だと思う…)、ラブホはやめてカラオケでしますか?と提案した後、ググってみると、今はカラオケの個室にもカメラがあるようだ。

じゃあどこでするのか?ってところで完全に話が詰まってしまった… 

ラブホ以外でヤれる場所って、意外と少ない…

別に、惚れてるわけではないので、そこまでして無理してセックスしなくても、もう、あきらめてネトゲの日常に戻ろうかなとも考えた。だけど、中途半端に煽られた体はもう収集がつかなくなっていた。

仕方ないので、妥協しまくって、ラブホ代半分は負担しましょうか?と答えると、彼も半分なら出せると言うので、自分はそこまで落ちぶれたのか… と情けなく思った。

ラブホ代を半分負担して、好みではない男とセックスをする…

何でそこまで自分を捨てたかというと、万一にも、この男とのセックスが相性がいいかもしれない?という期待があったからで…(ロクでもない…)

というわけで、その日はやってきた。

以下は早送りでお送りします。

(待ち合わせの場所で) 「じゃあ行こうか」「うん」勿論、ラブホへ……

(以下、改行なし) 彼とラブホ代折半なので、一番安い部屋… 1時間半しかないので、急いでいくよー、はい、ラブホの室内見ている場合じゃないよ、さっさと服脱いで!私から風呂入るね(彼の前でさっさと服をぬいで全裸になり、風呂に先に入っていった私) 彼は外でボーッ… とまっているはずなので、急いでムダ毛を剃り、股間を洗い、湯船に浸かる。「いいよー、入ってきて」声かけると彼が入ってきた。彼が股間を洗うのを、湯船に浸かりながら見ていた…… かすかに股間のにおいが漂い、どの男も同じようにやはり臭うもんだなとか、どうでもいいことを考えていたら、彼が湯船に入ってきた。向かい合わせになってキスをしながら、股間をすりあわせてみても、彼のものは立ちかけては、しおれて… の繰り返しなので、こんな貧乳じゃ立たないのかな?と寂しく感じた。彼に背中を向けて湯船にぼんやり浮かんでいると、申し訳なく感じたのか、この背中を犬のように舐めてきたので、じゃあベッドに行ってみよう!みたいになった。風呂から出ようとする私の体を、彼はバスタオルで一生懸命拭いてくれたので、ちょっと嬉しかった(金折半だから当然なのか?)。…で、ベッドでお互いの股間を舐めた後で、挿入しようとすると、彼のものが、また、くたり… としおれてしまって立つ気配は感じられなかった。
まだ年寄りってわけでもないのに、どうして?結局、彼のものは、私の中に入れようとするたびに、しおれて、立つ気配はなかったので、何もできず… 最後に彼が自分でしごいて、私の腹の上に一回出して終わり…(えっ?) 
ぴゅぴゅぴゅーっ(数年前から成長していない私…)

………。

その後はお互い気まずくて、風呂で体を洗うと、まだ残り時間はあるのに、さっさと会計を済ませてラブホを後にしていた。「今日はごめんね」「またね」と手を振って、別々の方向へ歩き出す……

彼は久々だったようなので、立ちにくい・緊張状態にあったのかもしれないし、単に仕事で休みがとれなくて疲れていたのかもしれない。私もムードそっちのけで、服も自分からさっさと脱いでしまうしで魅力がなかったのかもしれない… 壇蜜のような綺麗なお姉さんならどんな男でも立つのだろうか……

それ以来、彼とのメールは途絶えてもう連絡をとることすらないが、結果的に、彼が立たなかったことで、私は助けられたような気がするので、今は感謝している。

ネットなどでは、男と女が出会えば確実に、エロ動画やエロ漫画のような超気持ちいいセックスができるような錯覚を感じさせるが、でも実際は、想像とは違い、物足りないままで終わったり・何もなかったりすることもあります…

これは…… フィクションです。