heartbreaking.

中年の末路とその記録

ウェーイ等の軽いノリで目立つ人々について古参の俺が思うこと…

はてな村のアンダーグラウンドに漂うドヨーンとした奥行き・重厚感・そしてカリスマたちが放つ文章(文才)の魅力が、はてなブログ村の新勢力が量産する重厚感にいまいち乏しい文章により埋もれてしまうのではないかと危惧している人がいるかもしれない。
徐々に沈没してゆく一部のカリスマたちは己の牙城内に攻め入る者あらば迎撃する力はまだ残っているだろうが古参になると雰囲気だけで (実際のアクセスなどはさておいて) 力があるように見えてしまうので誰も攻め入ってはこなくなる。…といったことを推測している。
不戦勝状態が続くともう面白くなくなってくる。だけど斧は捨てていない。幾多の血を吸いし古参の斧がふたたび振り下ろされる時、一瞬にして世界は塗り替えられるだろう… そんな幻想を抱きつつ、眠り続ける古参を見つめる目が衰えない限り古参のカリスマ達は力を失わない。

昨今、勃発したウェーイ論争は以下の結論に達すると思う。いくらウェーイでブクマが大量につこうが人気エントリーにのろうが、そんな世界にまったく興味のない人間も存在する。

最近はてなブログを書いてる人同士ではてなブックマークを付けあい、
親睦を深めていると聞く
しかしはてなブックマークでは多くのブックマークを集めた記事が人気エントリーにのることになる
はてなブックマークだけを見ている、利用しているって人も多い中それは興味ないって人がいるのも無理は無い
みんな、みんな嫌なら見るな - ぼんやりとした

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地味だが良質な記事を丁寧に書いているブロガーが埋もれ、ウェーイ族のクラスタに入れる者、つまり、目立ちたがり屋でお調子者たちが内輪で挨拶代わりのブクマをつけあって盛り上がっているのが現状です。
はてなに蔓延するFacebookノリにうんざり - 美少年になりたい!

この勇気あるエントリーを出した筆者を称えたい気分だった。

ただ、ウェーイ勢力は言葉の選び方や雰囲気が軽く思えるだけであなどってはならないと感じている。たとえば接客業の人もそうなのだがライター並みに文章が整っていて一個のエントリー内の構成もしっかりしている。なおかつほぼ毎日一定水準以上を満たすエントリーをきっちり出している。そしてスター機能を付けていないのでブクマか該当エントリーのコメント欄に意見するしか選択肢が用意されていない。かなり抜け目が無い人物であると推測できる。
そうした一部の筆力の高い人物たちが今はただウェーイとはしゃいだり自己写真を公開し脚光を浴びているように見えているがこれをあなどるのは要注意だと感じている。俺は迂闊なことは言わないほうがよいだろうと考えている。

ウェーイで増殖するやつらに「おまえらは何をくだらないことでいちいち盛り上がってるんだ」と言ってみたところでその人らに寄生するブックマーカーたちの感覚を改めさせることなどできない。

ウェーイで目立つ人が得をしているように見えてしまうんだが実際は水面下で努力しているのではないか?という事実まで想像することはあまりない。人に読ませる文章を作るのは毎回それなりのエネルギーを要する。人に読まれているブロガーは情報を用意している、逆に読まれないブロガーは情報をきちんと用意できてない。そして文章を綴るセンスや編集力の差もある。このような文章を作る能力差によって実はある程度の正しい結果が目の前にブックマーク数というかたちではじき出されている可能性はゼロではない。現に俺のブログでもブックマーカーの下す評価は概ね間違ってはいなかった。過去に自分が目立ちたい欲求にかられて多くの人を不快な気分にさせてきた俺なので、今目にうつっているウェーイなどの光景がどんなに不快だとしてもこれ以上は強く意見する気になれない。